2026.04.25
物を減らして「ちょうどよい暮らし」
「もったいない」は、物を大切にする日本独特の感性が宿ったすばらしい言葉です。けれど、もったいないからと物を溜め込みすぎて持て余している方は、少なくありません。
そこで、今回は大切な物を見極め、大切にするために「捨てる」(減らす)ことを考えます。
好きだから大切にする 物を持つことの基本
雑誌でもテレビでも「物を片付けるためにはどうすればよいか」、そんな情報があふれています。もしかしたら、誰もが物を持ちすぎて、自分が好きな物を大切にできていないのかもしれません。それこそまさに「もったいない」! 冬物をしまい、衣替えをする方も多いこの季節。このタイミングに合わせて、不要な物を処分し、物を大切にする暮らしを手に入れましょう。
【チェックリスト】1つでも思い当たる人は「捨てられない人」!?
□ しょっちゅう探し物をしている
□ 部屋が散らかりがち
□ 部屋の中で物を踏んだり、つまずいて転ぶことがある
□ 空き箱や紙袋はとりあえずとっておく
□ 箸やスプーンは多めにもらってとっておく
「捨てられない」のは、なぜ?
物が増える原因の一つが、「捨てられない」ということ。
大切な物ならまだしも「本当に必要?」という物まで捨てられないのは、なぜでしょうか?
その対策も合わせて紹介します。
まずは1日一つからいらない物を捨てるクセを

捨てるためには、物と向き合う時間が必要です。ですが、改めて時間を作るのは大変です。
物を「捨てる」クセのない方は、1日一つ、本当に不要な物を捨てるところからスタートしましょう。お財布の中のレシートを捨てる、といった具合に。いらない物を捨てるクセをつけると、持ち物を整理する時の見極めも早くなります。
思い出の品は心に残して、感謝して手放す

人からいただいた物や記念の品など、思い出がある物はついつい捨てずにとっておきがちです。
改めて、その品が今の自分にとって大切かどうか、この先、使うかどうか、考えてみましょう。もし、使わないのであれば、手放す時なのかもしれません。
捨てそびれている物からスタート!
「いつか」とか、「予備」のためにしまわれたままの物たち。 それよりも「今」を大切にしませんか? まずは、捨てそびれている物から手放しましょう。
古い物を予備にしない

機能性が向上した新製品に買い換えて、暮らしが便利になるのはいいものです。その際、古い物は残さず、これまで暮らしを支えてくれたことに感謝して処分します。そうすると、手元に置く物を大切にする気持ちがより強くなります。
新しい物を購入した時は、古い物を予備とせず、捨てることを基本にしましょう。
今の価値観に合わせて、捨てる

10年前に気に入って買った物でも、今見るとデザインに古さを感じたり、今の好みにしっくり来なかったり……。
そう思ったら捨て時です。また、年月が経つと、洋服に限らず似合う物も変わってきます。人は変わるものと割り切って、今の自分の趣味やセンスに合わない物は思い切ってお別れしましょう。
せっかく減らしたのだから、もう増やさない!
「物を減らすと、今の自分にちょうどよい暮らしが見えてきます。 一度減らしたら増やさないように、 愛着が持てる物に囲まれた暮らしを楽しみましょう。
「一つ買ったら一つ捨てる」を習慣に

今の自分が好きな物や愛着が持てる物を基準に物を減らすと、残った物は自分の好きな物ばかりです。このあと買う物は、いつもこの基準に照らし合わせます。
そして、「一つ買ったら一つ捨てる」を習慣にしましょう。目が行き届く範囲で物を持つことが、愛着を深める秘訣でもあるのです。
季節毎に物の量を見直す

人は、生活スタイルが変わったり、価値観や好みの物、必要な物が変わることもあります。
生活全体を見渡して、季節毎に今持っている物や、その量を見直すのがおすすめです。1シーズン着なかった洋服は、衣替えの時に思い切って処分しましょう。
ちょうどよい暮らしで気持ちのいい毎日を過ごす
物を減らすと、部屋が広々と使えたり、掃除の手間が省けます。収納もシンプルになって、いつでも使いたい物が使えるようになり、便利で快適に感じられたりするでしょう。
物を減らすことは、今の自分に何が必要なのかを考えるということ。それは物ばかりではありません。思考の整理に繋がり、物に執着しない余裕が心に生まれます。
衣替えと一緒に暮らしが整うと、これからの季節も楽しみながら過ごせそうです。季節の片付けと一緒に、持ち物を把握し、ものを減らすことも始めてみましょう!
<2018年 春号 Vol.40 29-32ページ掲載>




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