2019.05.21

食と栄養

健康成分EPA・DHAたっぷり!青魚<イワシ>を食べよう

栄養豊富で脂ののった旬の魚を食べよう。

健康に美容に 良いことたくさんの“魚食”

四方を海に囲まれ新鮮な魚が豊富に獲れることから、世界でも有数の“魚食大国”である日本。しかし、近年は食の欧米化が進むなど、日本人の魚離れが急激に進んでいると言われています。

確かに毎日の食事を振り返ると、豚バラで野菜炒め、ベーコンたっぷりのパスタ…と、お肉を食べる機会のほうが多いようにも感じますね。

そんな今こそ見直したいのが、魚のすぐれた健康効果です。
魚には、良質なたんぱく質をはじめ、カルシウムなどのミネラルやビタミンといった体に嬉しい栄養素がたっぷりと含まれています。




1日のEPA・DHA摂取目標(1,000mg)にどの世代も届いていない。

EPA・DHAたっぷり!イワシの魅力

中でも注目されているのが、青魚に多く含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)。ともに人間が生きていく上で欠かすことのできない必須脂肪酸の一種で、身体の中ではつくることができないため、食事から継続的に摂り入れる必要があります。

そしてこのEPA・DHAには中性脂肪を低下させる作用をはじめ、記憶力・集中力の維持、血管の老化防止、悪玉コレステロールを減らすなど、現代人に必要なたくさんの健康効果があると言われているのです。
しかし魚離れが著しい現代の日本人は、どの世代でもこのEPA・DHAの不足が深刻となっています。

そんな体に嬉しいEPA・DHAを群を抜いて多く含むのが「イワシ」。マイワシ、カタクチイワシなどの種類がありますが、どれも比較的手軽に手に入れることができ、旬を迎える6月から10月は特に脂がのって美味しく栄養も満点です。




加熱調理による酸化でEPA・DHAの量は大きく変わってきます。

調理法を工夫してもっと効率的に!

EPA・DHAは酸化に弱く、加熱することで大きく減少するという特徴があります。

そのためEPA・DHAを一番効率的に摂るのには、刺身など生で食べる方法がおすすめ。また熱を通すなら、揚げるよりも焼くほうが過熱による酸化を少なくすることができます。その他、カルシウムもたっぷり摂りたいときは、梅干し煮などにして豊富な小骨も残さずいただくのも良いですね。

調理が手間、と言う方は缶詰を活用するのもおすすめです。水煮やオイル漬け、トマト味などバリエーションが多く、和洋どちらのメニューにも使えるイワシ缶は常備しておくと便利です。

早速今日からおいしくて栄養たっぷりの“魚食”を取り入れて、健康的な食習慣を心がけてみませんか?




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