2018.12.13

美容と健康

髪のハリ、コシを復活させるには? ~大人の美容講座~

ハリコシのある髪は、若々しいヘアスタイルを作るのに欠かせません。

太さや強さが作る髪のハリ

若々しくボリュームのあるヘアスタイルに欠かせない、髪のハリコシ。そもそもこのハリ、コシとはどういう意味なのでしょうか?

まず“ハリ”とは、髪の「強度」のことを言います。

髪を引っ張った時に切れずに耐えられる強さのことで、髪の太さや密度、水分量が大きく関係しています。

健康的でダメージのない髪は、太くて密度が高く、少し引っ張ったくらいでは切れない強度やツヤ感を持っています。


対してカラーやパーマを繰り返してキューティクルがダメージを受けると、髪内部の水分が失われ密度が低くなり、強度は失われてしまいます。

また見た目としてもパサつき、うねりなどが出てきます。




髪の構造はのり巻状になっていて、コルテックス部分の密度が髪のハリやツヤ感を決めています。

全体のボリュームに直結する髪のコシ

一方“コシ”とは、髪の「弾力」のことを言います。

元の形状を保とうとする力のことで、下敷きを丸めて手を放すと、勢いよく元の状態に戻る様子を想像すると分かりやすいかもしれません。

本来髪は、とても高い弾力性を持っています。コシのある髪はしなやかで、根元からふんわりと立ち上がってヘタりません。


対してコシのない髪は、セットをしてもふんわり感を維持できず、全体的にボリュームが出しにくくなります。

コシがなくなってしまう原因は、加齢や生活習慣の乱れ、ホルモンの影響などが挙げられます。

髪を育てる細胞に十分な栄養が行き渡らず、“栄養不足状態”になることで、細く弾力のない髪となってしまうのです。




ブラッシングは必ず毛先から頭頂部に向かってゆっくりと行いましょう。

継続的なケアこそハリコシ髪への近道

髪のハリをチェックするには、抜け毛を引っ張ってみるのが簡単です。

もしすぐに切れてしまうようなら、ヘアカラーやパーマ、逆毛を立てるなど髪に負担のかかることはできるだけ避けて、髪と頭皮を休ませ回復に努めましょう。

また、トリートメント剤などを使って表面のダメージを補修するのも効果的です。


またコシのある髪を保つには、生活習慣や食生活を整えること、マッサージやこまめなブラッシングなどで頭皮の血行を促すことが大切です。

特に年齢を重ね血流が滞りがちになっている場合は、直接頭皮の血行や毛根に働きかける育毛剤を活用するのも良いでしょう。

髪の成長はとてもゆっくりで、新しい髪が生まれるまでには3ヵ月から6ヵ月程度かかると言われています。

健康で美しい髪を育てるには、根気強く継続したヘアケアが大切。気が付いた時からさっそく対策をはじめたいですね。

twitter facebook LINE Instagram

こちらのページも一緒に読まれています