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1,200年の歴史が培う、日本人とお茶の関係

「お茶の香りや味わいが広がっていくような感覚」が伝わるでしょうか?私たちの中に深く染み込んでいるお茶、そのルーツを探ります。

中国から伝来し、薬としても服用されたお茶

日本のお茶は、奈良時代の遣唐使、最澄や空海といった平安期の留学僧によって、中国から伝えられたとされています。当時は非常に貴重で、僧侶や貴族階級などの限られた人々だけが口にすることができ、薬としても服用されていました。

お茶の栽培は、鎌倉初期の僧侶・栄西が中国から持ち帰ったお茶の種子を、現在の佐賀県脊振山に植えたことが始まりといわれています。

室町時代には、三代将軍・足利義満が、宇治に七つの茶園「宇治七名園」を開かせます。貴族や上流武士の間では儀礼としてのお茶会が開かれるとともに、遊びとして飲んだお茶の産地を当てる「闘茶」が大流行。

その後、禅の精神とお茶を結びつけた「侘び茶」が生まれ、千利休がこの侘び茶を発展させ、「茶の湯」を完成させました。

江戸時代にお茶づくりはますます盛んになり、毎年4月~5月(旧暦)に宇治茶の幕府への献上が恒例行事になりました。

この頃からお茶は武家社会に欠かせないものになり、庶民も口にできるようになりました。



ふと一息つきたいときにいつも身近にある一杯のお茶は、心安らぐ飲料であり、風物であり、文化でもあるのです。

意外に知らない?日本のお茶事情

お茶が日常茶飯になったのはここ百数十年のこと。明治時代に開国した日本は、お茶の輸出を開始。丈夫で育てやすい「やぶきた」品種の栽培が広がると安定した生産が可能となり、お茶づくり(製茶)は手揉み製法から機械製法へと変化しました。

一般家庭に急須が普及したのは、明治の中期以降といわれています(大正末期~昭和初期という説もあり)。日本伝来より1,000年以上をかけ、お茶が私たちの生活に当たり前にある飲料として根づいたのです。

近年は、抹茶の原料となる「てん茶」の生産が増加しています。これは、日本で抹茶を使ったスイーツが人気を集めたり、海外で抹茶ブームが起きたりしたことが大きな要因です。

お茶は世界で愛されるようになりましたが、肝心の国内では手軽な「緑茶飲料」が普及したことで、お茶の消費量は増加しているものの、急須で淹れるリーフ(茶葉)の消費は低迷。若者を中心に「急須離れ」も進んでいます。

このままでは、急須で淹れたお茶のおいしさやふくよかさ、お茶と共に育まれてきた豊かな文化が忘れられてしまうという危機感から、お茶農家をはじめお茶に関わる人たちが、そのすばらしさを伝えようと取り組んでいます。

粉茶やスイーツ、ティーパックなど、手軽にお茶を味わえる製品が開発されたり、産地から消費者にリーフ(茶葉)を直送する販売も広がっています。

さらに新しい試みとしては、茶畑の見学ツアーや景観の保存活動、お茶栽培などへの参加を呼びかけるなど〝お茶を体験する〟提案を積極的に発信する産地もあります。

私たちが関われるお茶の世界が、食卓や茶室を越えて広がりつつあるようです。



当たり前に接しているお茶にもう一度出会い直してみることで、その味わいをより深く楽しめるかもしれません。

歴史を彩り、暮らしに寄り添うお茶

「日常茶飯事」は毎日お茶を飲んだりご飯を食べたりするように、平凡でありふれた様子を指す言葉。

「お茶の子さいさい」の「お茶の子」とはお茶菓子のことで、「さいさい」ははやし言葉です。お茶菓子はお腹にたまらないことから、お手軽・簡単な様子を表します。

ほかにも禅語に由来する「喫茶」、茶会での出会いを意味し千利休の言葉とされる「一期一会」などがあり、お茶を飲んで休憩する「一服」は、「薬を服用」というように、お茶を薬として飲んでいた時代の名残です。

ふと一息つきたいときにいつも身近にある一杯のお茶は、心安らぐ飲料であり、風物であり、時代を映す文化でもあるのです。


お茶の水色(色合い)である緑色や黄色、爽やかな香りや繊細な味わいは、それだけで私たちを和ませてくれます。

お茶をはさんで大切な人と語り合う、心温まる時間を思い浮かべる人も多いでしょう。今でも来客の接待やビジネスシーン、親しい人の集まりの中心にあるのは、やっぱりお茶なのです。

お茶を飲むと「ほっ」とするのは、緑茶特有のアミノ酸であるテアニンが脳内の神経伝達物質に影響を及ぼすから、という科学的な根拠もわかっています。

しかし、何よりお茶が日本人の生活に身近な食文化の一つであることが、私たちに安心感や癒しをもたらしてくれるのではないでしょうか。


<2020年 春号 Vol.48 7-8ページ掲載>



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