2019.07.12

食と栄養

青汁の栄養素

ビタミンやミネラル、食物繊維など、普段の食事で不足しがちな栄養素がたっぷりの青汁。

青汁ってどんなもの?

青汁とは、緑葉野菜を加工してつくられる健康食品のひとつです。
市場には様々な種類の野菜を使った青汁がありますが、主な原材料としてはケール、明日葉、大麦若葉、桑の葉、モロヘイヤなどが多く使われています。

この主原料の違いによって味や飲み口はもちろん、含まれる栄養素も違ってくるので、足りないと感じている栄養素や目的に合わせて比較し、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

青汁に主に多く含まれる栄養素としては、
・ビタミン類
・食物繊維
・ミネラル
・カリウム
・βカロテン
・鉄分
などが挙げられます。

また配合されている野菜によっては、ポリフェノールなどの特有成分が含まれていたり、それぞれの栄養素の量も違ってきます。

例えば青汁の主原料の一つである明日葉には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、その量は食物繊維が多く含まれるケールと比較すると1.5倍にもなります。

また、2種類の食物繊維が理想のバランスで含まれているという点でも、食物繊維を摂りたいという時は明日葉を配合した青汁がおすすめです。




健康的な生活や理想の体の状態を保つには、食生活や生活習慣の見直しが必須です。

青汁に期待される効果と注意点

青汁は、多くの栄養素を効率良く摂り入れられることから、「野菜不足に役立てたい」「毎朝スッキリできそう」「ダイエットにも良さそう」など様々な目的で活用されています。

健康な生活を送るために理想とされる野菜の摂取目安量は、成人で1日350g以上。これはサラダでボウル1杯分に相当します。

これだけの量を毎日続けて摂るというのは、難しいという人がほとんどです。そんな時、手軽に野菜の栄養分を補える青汁は、毎日続けやすいという面でも便利ですね。

しかし、コップ1杯の青汁だけでそのすべてを解消できるという訳ではありません。
健康的な生活を続けていくためには、食生活や生活習慣を整えていくことが基本であり、青汁はあくまでそれを“サポート”をするものです。
「この青汁を“飲むだけで”野菜不足が解消できる、ダイエットが期待できる」などの謳い文句には、冷静な判断をする必要がありそうです。




ヨーグルトやジュースなど…風味を邪魔せず美味しく飲めるアレンジがたくさん。

意外といろいろ 青汁の飲み方アレンジ

ゼリータイプや生絞りタイプなど様々な形状の青汁がありますが、「粉末タイプ」は中でもアレンジがしやすく人気です。お水に溶かすのが最も一般的ですが、その他にも青汁に合う飲み物は意外と多いのを知っていますか?

【青汁アレンジ】
牛乳や豆乳と…抹茶オレのような風味になるため、子どもも飲みやすい味
オレンジ(柑橘系)ジュースと…爽やかな酸味と意外にも相性◎。青汁の風味もまろやかに
ヨーグルトドリンクと…さっぱりとして夏でもゴクゴク飲める味
シチューやポタージュと…味に奥行きが出て、色味も鮮やかに

どうですか?
すこし意外なものもあったかもしれません。このほかにも、天ぷらなどに添える塩に混ぜて抹茶塩のように使ったり、ホットケーキやパウンドケーキ、白玉に混ぜて使うのも人気です。
粉状だからこその使い勝手の良さを最大限に活かして、毎日の食事に効率よく摂り入れたいですね。




twitter facebook LINE Instagram

こちらのページも一緒に読まれています