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ひと針ひと針に、願いを込める ~つるし雛~

「つるし雛」を作る佐和子さん[写真左]と、そのお孫さんの優(こころ)ちゃん[写真右]。

つるして飾る雛人形 ~つるし雛~

誰かがそばにいることに、気持ちが安らぎほっとする。
めぐる季節、何気ない暮らしの一場面に心地よいひとときがあります。

訪れる各地で出会った、ふるさとの風景を紹介する「ふるさと風景」。
今回は、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取にやってきました。

天板上に広げられた色鮮やかな刺繍糸、美しい端切れを見ているだけで、少女時代のときめきを思い出します。

「雛飾りを作っているところを見せて」とのお願いに、緊張しながら、「さる」の飾りを作り始めるのは野田優ちゃん。

今回訪れた静岡県稲取は、子が無事に成長するようにと、手作りの雛をつるして飾る「つるし雛」の発祥の地として知られています。

優ちゃんの祖母である佐和子さんは西伊豆のご出身。

つるし雛の魅力に触れたのはこの地に嫁いできてからとのことですが、今では様々な雛飾りを作られるそうで、針運びも手慣れたものです。

佐和子さんの作られた「這い子」。子どもが元気で丈夫に育つよう願いが込められている。

世代を超えた願いを込めて

「嫁入り道具に持っていく人もいるから、この子が小さいうちから作りだめをしているの」と、押入れから取り出した箱にもたくさんの雛飾りが。

愛らしい這い子を見て、「可愛い!おばあちゃん今度はこれ教えて」と優ちゃんも身を乗り出します。

「もちろんいいわよ、それにしてもあなた早いわねえ。おばあちゃんはまだ片面を縫ったばかりよ」と、佐和子さんに褒められると、優ちゃんは少しはにかみ、くるくると針を運びます。

小さな頃からおばあちゃんの手作りの品に囲まれ、今では手芸が大好きという優ちゃん。
そして佐和子さんも「私の母がお針の仕事をしていたから、自然と興味が湧いたんでしょうね」とのこと。

子どもの頃に見て触れたものがその人に残る。
そう思いつるし雛を眺めると、「この子がいつまでも幸せであるように」と願って運ぶ、ひと針の想いが伝わってくるようでした。

ひと針ひと針縫い上げながら願いを込める「つるし雛」。赤い糸に下げて、ひな壇の両脇につるします。

ひとつひとつに意味がある雛のつるし飾り

可愛らしい「這い子」は、赤ちゃんが元気に「はいはい」している姿を模したもの。
子供の健やかな成長を願った形です。

その他にも、「さる」はその字面から病や難、魔が去る象徴として、「草履」はその用途から足が丈夫になるようにとの願いが込められています。

つるし雛は別名「桃飾り」とも呼ばれており、「桃」をかたどった可愛らしい飾りは、早く咲き実が多いことから、多産や延命長寿に良いとのこと。

祖母から、または母から、縁ある人々が作ったつるし雛には、それぞれのあたたかな願いが込められているのです。


*取材協力
雛のつるし飾り
制作体験工房「ニコニコ会」


<2016年 春号 Vol.32 1-2ページ掲載>

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